※本記事は、ドラマ『略奪奪婚』第5話の内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。
『略奪奪婚』第5話では、えみるの妊娠をめぐる違和感が表面化し、
夫婦の間にあった前提が静かに揺らぎ始めます。
子どもを持つことに強く執着してきたえみる。
一方の司は、母親を見返すために「子ども」を必要としてきたものの、
不妊の可能性や検査という現実から目を背け続けてきました。
第5話では、司がこれまで向き合おうとしなかった現実が、
えみるの言動や周囲の状況を通して、少しずつ浮かび上がっていきます。
また、千春はこの時点では、えみると司の間に起きているすれ違いを知りません。
しかし別の角度から真相を探り始めており、
その行動が今後どこで物語と交わっていくのかが、
静かな緊張感として残る回でもありました。
本記事では、第5話の出来事を時系列で整理したうえで、
司がなぜ現実と向き合えなかったのか、
そして千春の調査が物語にどのような影響を与えていくのかを考察し、
第6話の展開についても予想していきます。
『略奪奪婚』第5話 あらすじネタバレ
千春、海斗に近づくための取引
千春はナオの紹介で海斗に会いますが、会話はできずに終わります。
その後ナオから「海斗のヤバいネタを持っている」と告げられ、
えみるの正体を知るため、千春はその情報に強く惹かれていきます。
司とえみる、すれ違う夫婦関係
司はえみると母・藍子からの子作りの圧に苛立ち、
職場の事務員・梅田の優しさに心を寄せ始めていました。
一方えみるは、司に突き放された寂しさから海斗と会い、肉体関係を持ちます。
その中で「不妊の原因は司にあるのでは」と言われ、
司に検査を予約したと告げるのでした。
千春が知る、えみると海斗の関係
ナオの協力で海斗と接近した千春は、
えみるとの関係を問い詰め、「セフレだった」と知らされます。
嘘が重なり、疑念が確信へ
司から残業と聞かされていたえみるは司のクリニックに電話をかけ、
不審な対応を受けます。
その頃司は、実際には梅田の部屋にいました。
さらに千春は、えみると海斗が避妊せず関係を持っていたと知り、
えみるの妊娠が司の子ではない可能性に気づきます。
第5話は、真実が大きく揺らぎ始めたところで幕を閉じました。
『略奪奪婚』第5話 感想
第5話では、不妊の原因が司にある可能性と、
えみるの子どもが司の子ではない可能性が高まりました。
司は「子どもができない」という理由で千春を捨て、
えみると一緒になる選択をしていました。
しかし、もし不妊の原因が自分にあると知れば、
その選択そのものが否定されることになります。
司にとってそれは、家庭だけでなく、
医師としての立場や男としての自尊心が
大きく揺らぐ出来事になるはずです。
第5話は、司の価値観が崩れ始める前触れを描いた回だったと感じました。
『略奪奪婚』第5話 考察
第5話で浮かび上がったのは、
不妊の問題や不倫関係そのものよりも、
登場人物たちが
「他人の価値観」にどれほど縛られて生きているか、という点でした。
司は、幼い頃から母親に兄と比べられ、
十分に愛されていると感じられないまま育ってきました。
母親は繰り返し
「子どもを持って初めて一人前の大人になれる」
という価値観を司に植え付けてきました。
そのため司にとって、
子どもを持てるかどうかは
人生の選択や自己価値と直結しています。
不妊の原因が自分にあるかもしれないという事実は、
「欠陥のある自分」を突きつけられることに等しく、
司はその現実から逃げるように
検査を避けているのでしょう。
しかし一方で、
自分の力ではどうにもならないことがあると知れたとき、
司は初めて
その価値観から少し距離を取れる可能性もあります。
必要なのは答えではなく、
事実と向き合う勇気なのだと思います。
そんな中で千春が抱いている復讐心は、
司よりもえみるに向いているように感じられます。
司には未練や情が残っている一方で、
えみるに対しては
自分の人生を奪った存在としての
明確な怒りがあるからです。
えみるの子どもが司の子ではないという真実は、
司を壊すよりも、
えみるが信じてきた
「正しい妻」「子どもを持つことで得た立場」
そのものを崩す力を持っています。
千春の復讐は感情をぶつけることではなく、
その前提を壊すことなのかもしれません。
真実は、誰に伝えるかによって
救いにも破壊にもなります。
第6話では、
千春がその真実をどう扱うのか、
そして司が現実から逃げ続けるのか、
向き合う覚悟を持つのかが、
大きな分岐点になると感じました。
第6話 予想
第6話では、えみるが司の行動に明確な違和感を抱き、
浮気を疑い始める展開になると予想します。
残業と言われていた時間帯にクリニックにいなかったことや、
受付の女性の意味深な対応は、
えみるの不信感を決定的なものにするはずです。
一方で千春は、
えみるの子どもが司の子ではない可能性を知り、
その真実をどう扱うのかという選択を迫られます。
司に伝えれば、
司は不妊の原因が自分にあると気づき、
これまで築いてきた自尊心が大きく揺らぐでしょう。
しかし千春の復讐の矛先は、
司よりもえみるに向いているように感じられます。
そのため千春が真実を伝える相手は、
司ではなくえみるになる可能性も高いのではないでしょうか。
えみるにとって、司の子どもを妊娠したという事実は、
略奪婚という選択を正当化するための、
重要なよりどころでした。
もしそれが司の子どもではなかったとすれば、
その前提は崩れ、
えみるは自分の結婚を支えてきた意味そのものを
失ってしまうことになります。
その結果、
えみるの中にあった不安や怒りが、
より強い形で表に出てくる可能性があると感じました。
第6話は、
司が疑われる側に立たされ、
千春が真実を握る側に回ることで、
三人の立場が大きく入れ替わる転換点になると予想します。
まとめ
第5話では、不妊という事実をきっかけに、
司・えみる・千春それぞれの価値観が
大きく揺らぎ始めました。
第6話では、
千春が真実をどう扱うのか、
そして司が現実から逃げ続けるのか、
向き合う覚悟を持つのかが
大きな見どころになりそうです。
関連記事
第4話では、ナオのスマホに残されたえみるの写真をきっかけに、
千春がえみるの裏の顔へと迫っていきました。
同時に司とえみるの関係に綻びが生まれ、千春は自ら真相を確かめようと
行動を起こす転換点となった回です。
番組情報
- 作品名:『略奪奪婚』
- 放送開始日:2026年1月期
- 放送局:テレビ東京系
- 放送時間:毎週火曜 深夜枠
- ジャンル:ヒューマンドラマ/サスペンス
本作は、奪う側と奪われる側の視点を行き来しながら、
結婚・妊娠・家族というテーマを通して、
人間の価値観や執着を描いたドラマです。
最新情報やあらすじは、
公式サイトでも確認できます。

