『小さい頃は、神様がいて』最終回(第10話)ネタバレ感想|離婚という選択が優しく描かれた理由

2025年ドラマ

※本記事は、『小さい頃は、神様がいて』最終回のネタバレを含みます。

まだ視聴されていない方は、ご注意ください。

本作はフジテレビ系で放送された2025年秋ドラマで、
北村有起哉さん・仲間由紀恵さんが夫婦役を演じました。

※以下は、最終回を視聴した筆者個人の感想です。

『小さい頃は、神様がいて』最終回は、
熟年離婚というテーマを通して、
夫婦関係の多様性を描いた結末となりました。

本記事では、最終話のストーリーを振り返りながら、
この作品が伝えた夫婦関係の新しい価値観について考察していきます。


『小さい頃は神様がいて』最終回ネタバレあらすじ

「愛しているからこそ離れる」あんの決断

物語の原点は、19年前に交わされた一つの約束でした。

育児と家事に追われ、自分の人生を見失いかけていたあん(仲間由紀恵)は、
夫・渉(北村有起哉)にこう伝えます。

子どもが成人したら、離婚してほしい

渉にとっては軽い同意だった言葉が、
あんにとっては長い年月を生き抜くための支えでした。

彼女は夫を嫌いになったわけではありません。
むしろ、愛情が残っているからこそ、依存ではない関係を望んだのです。

この選択こそが、本作のテーマを象徴しています。

離婚後も続く、渉の変わらぬ想い

離婚が成立したあとも、渉の気持ちは変わりません。

一緒に暮らせなくなっても、
相手を思いやり続ける姿勢が丁寧に描かれます。

感情をぶつけ合うのではなく、
相手の決断を尊重しながら距離を保つ姿は、
長年連れ添った夫婦ならではの関係性として印象的でした。

クリスマスの夜に訪れた小さな再会

最終回の舞台は、大寒波に見舞われたクリスマスイブ。

あんの部屋の暖房故障をきっかけに、
かつて暮らしていたマンションへ一時的に戻ることになります。

そこにはマンションで親交のあった住人や家族も集まり、
かつての日常が自然とよみがえっていきました。

渉が口にした、

また、このマンションに戻らないか

という提案に、あんは即答せず「保留」という選択をします。

同じ建物の別々の部屋。
必要以上に干渉せず、会いたい時に会える距離。

それは元に戻るためではなく、
新しい関係を築くための一歩として描かれていました。

ラストシーンが示した二人の選択

その後、あんは渉の提案をすぐに受け入れたわけではありませんでしたが、
最終的には同じマンションの別の階へと引っ越してくるという選択をします。

夫婦として元に戻ったわけではなく、
それぞれの生活を尊重したまま、
再び近い距離で暮らす形でした。

ラストでは、あんが渉に誘われてクラムチャウダーを食べに行きますが、
渉はアサリを買い忘れていたことに気づき、
二人で買い物へ出かける。

特別な言葉も、劇的な演出もありません。

ただ、かつての日常の延長のような時間が、
形を変えて再び始まっていく――
そんな未来を静かに感じさせるラストシーンでした。

最終回が伝えたメッセージ

  • 離婚=失敗ではない
  • 夫婦の形は一つではない
  • 距離を取ることも愛情の一部である

本作は、「結婚を続けるか」「別れるか」ではなく、
どう関係を続けていくのかを問いかけています。

最終回を見た個人的な感想

最終回を見終えたあと、強く心に残ったのは、
この物語が「離婚」という出来事を決して否定的に描かなかったことでした。

別れることを失敗や終わりとして扱うのではなく、
それぞれが自分らしく生きるための一つの選択肢として丁寧に描いていた点に、
この作品ならではの温度を感じました。

特に印象的だったのは、離婚後の二人の距離感です。
無理に元へ戻るわけでもなく、かといって完全に断ち切るわけでもない。

必要以上に干渉せず、
それでも相手の存在を自然に思いやっている姿は、
長い時間を共に過ごしてきた夫婦だからこそ築ける関係のように映りました。

同じ場所に暮らすことよりも、
同じ人生を尊重し合えるかどうか。

この最終回は、そんな価値観を静かに差し出してくれたように思います。

派手な展開や劇的な結末はありませんでしたが、
だからこそ現実の人生に近い温度で受け止められ、
見終えたあとも穏やかな余韻が残るラストでした。

本作は、夫婦や家族の在り方に正解は一つではないことを、
押し付けではなく物語として提示してくれた作品だったと思います。

まとめ

『小さい頃は、神様がいて』最終回は、
完全なハッピーエンドでもバッドエンドでもありませんでした。

それぞれが自分らしく生きるために選んだ、
静かで現実的な着地点だったと言えるでしょう。

人生の後半をどう生きたいのか。
誰かと共にいるとはどういうことなのか。

視聴者自身の人生に重ねて考えさせられる、
余韻の残る最終回でした。


現在、本作は TVer・FOD などの配信サービスで視聴可能です。
最新情報は公式サイトをご確認ください。

公式サイト:

https://www.fujitv.co.jp/chiikami2025/


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