年末の旅行の為に愛猫をペットホテルに預けておりました。そこで、愛猫がペットホテルから帰って来た時の様子やその後の体調などについてお話したいと思います。
- ペットホテルに愛猫を預けた際の料金
- 愛猫を迎えに行った時の様子
- ペットホテルから帰って来た時の様子
- 血便が出たら考えられる病気
- 猫がペットホテルで感じるストレス
- 猫のストレスについて
- 次回ペットホテルに預ける時にできることは?
- 終わりに
ペットホテルに愛猫を預けた際の料金
旅行に行く前日に、病院に併設されているペットホテルにココを預けて来ました。
猫をペットホテルに預けた場合の料金の相場は、1泊2000〜5000円です。今回は4泊5日でまる4日間預けたので、1泊2500円で計算して税込みで11,000円でした。
このペットホテルは、猫専用の猫舎があるので、犬や他の動物と一緒になることはありません。ただ、長い期間預けたことがなかったので心配でしたが、他にいい方法がないので仕方がありませんでした。
ホテルを選ぶ際は、犬や他の動物がいると怯える場合があるので、猫専用の部屋があるものを選んだ方がいいです。
愛猫を迎えに行った時の様子
旅行から帰った翌日に、主人がココを迎えに行きました。その際に、ペットホテルでの様子を写真で見せて貰ったそうです。
ココは、大人しくて、他の猫と喧嘩もせずにうまくやっていたそうです。
ご飯は食べていましたが、持っていった猫じゃらしでは遊ばず、ウンチは毎日出なくて軟便でした。
やはり、家で自由にしているのとは違いストレスが溜まっていたようです。
この話を聞いていると、まるで子供の幼稚園の1日入園の報告を受けているような気持ちになりました。
ペットホテルから帰って来た時の様子
なかなかキャリーバッグから出て来ません。
出てからも、周りの匂いをくんくんかいでいます。
また戻ってキャリーバッグの匂いをかいだり、何だか落ち着かない様子です。
とりあえず、喉が乾いていたのか、水を飲み始めました。
息子が、アルバイトから帰ってきてご対面です。その後は疲れていたのか、すぐにお昼寝をしていました。
血便が出た!
翌日うんちをみると、血が混じっていました。お尻にも血が付いて赤くなっていました。やっぱり、慣れない環境がストレスだったようです。可哀想なことをしました。あとは、家でのんびりと過ごさせてあげたいです。
血便の理由
今回は、ストレスで胃腸があれてしまったことが考えられます。血便が出ると慌ててしまいますが、ご飯が食べれていて元気そうにしておりましたので、緊急性は低いと思い様子をみることにしました。年末で病院が休診していたので、今回は様子を見ますが、皆さんは素人判断をしないで、病院に連れて行った方がいいと思います。
血便が出たら考えられる病気
血便が出ると慌てますが、ストレス以外で考えられる病気がいくつかあります。
大腸炎
消化された食べ物の水分やミネラル分を吸収する大腸の粘膜が炎症を起こした状態。便に粘液が混じり、炎症が悪化すると血液が混じるようになります。
腸内ポリープ
粘膜にできるイボ状のもので、腫瘍性と非腫瘍性があります。粘膜が腫れ上がると血便が出ることがあります。内視鏡などでおおよその範囲の確認と、病理検査を行い、治療法を決めます。
上部消化管内出血
胃や十二指腸上部で多量の出血が起こると、消化管内を通過する過程で血液が変性して炭のような真っ黒い便となって出てきます。
誤飲や誤食によるもの
おもちゃの部品や小さい鈴、糸や紐など様々なものを誤飲してしまうことがあります。ココの場合は、毛糸を誤飲したことがありますが、自力で吐き出したので大丈夫でした。これらの消化できないものを食べると胃腸や肛門等を傷つけ、血便がでる場合があります。
他には、危険な食品や植物を食べた場合の中毒症状で血便が出ることがあります。
ココは以前も血便が出て、病院に連れて行ったことがありました。原因は、はっきりわかりませんでしたが、後から考えるとシクラメンの葉を誤食していた可能性があります。大したことはなく、お薬をもらって、その日はフードをふやかして食べさせるようにしました。血便は、すぐに治まったので安心しました。
寄生虫によるもの
血便が出て病院に連れて行った際に、寄生虫の可能性もあるので、首の後ろにお薬をつけて貰いました。ペットショップで購入した家猫なので、可能性は低かったのですが、ノミ、ダニの予防にもなるので、やって貰って良かったです。お薬を投与してからは、目やにが気にならなくなりました。
寄生虫が原因で起こる血便は、猫鉤虫(ねここうちゅう)と呼ばれる1~2cmの白い糸状の寄生虫が小腸に寄生することで起こります。タール状の黒い血便が見られることもあります。
猫がペットホテルで感じるストレス
- 知らない場所に預けられるストレス
猫は、慣れない場所や環境におかれることでストレスを感じます。
- 慣れていない人に世話をされるストレス
飼い主ではなく、ホテルのスタッフにお世話をしてもらうため、緊張してストレスを感じます。人懐っこい猫や警戒心の強い猫など性格によってもストレスの度合いは違います。警戒心の強い猫の場合は、ショートステイをして環境に慣らしておいた方がいいと思います。
- 他の猫と一緒いるストレス
ペットホテルでは、普段はケージの中で過ごしますが、共有スペースで爪を研がせたり、遊ばせてくれます。そこで、他の猫と接することがありますが、気の合わない猫がいるとストレスを感じます。
- 飼い主のいない寂しさ
ペットホテルでは、ひとりになることも多く、飼い主のいない寂しさを感じやすくなります。
猫のストレスについて
猫は警戒心が強くて神経質なため、ストレスを感じやすい動物です。ストレスを受け続けると、代謝を正常化しようとしてコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは、ストレスホルモンとも呼ばれています。私たちもストレスにさらされると分泌量が増えます。このホルモンが分泌され過ぎると免疫力が下がり、病気になることがあります。
慢性的なストレス
猫が、苦手なものを避けられずに継続的に感じるストレス。飼い主が、気付きにくく、発見が遅れがちです。最悪の場合は、病気になることもあるので、普段から愛猫の様子を気にかけて、異変があったら、まず動物病院に相談をしてください。
急性的なストレス
猫が苦手なものに一時的に直面して、強い刺激を受けた時に感じるものです。一過性のもので、ストレスの要因が取り除かれれば、大事には至らない場合もあります。ただし、何度も繰り返されると、ストレスが慢性化します。
(急性ストレスを感じた時の様子)
- 耳を伏せる
- 瞳孔が大きく開く
- その場で固まる、どこかに身を隠す
- ハアハアと呼吸をする
- 一時的に食欲が落ちる
- 一時的に排泄の回数が減る
このような症状が見られる場合は、気をつけてあげてください。
次回ペットホテルに預ける時にできることは?
ここまで、猫のストレスについてお話してきました。そこで、次にペットホテルに愛猫を預ける場合、何かできることがあるのか考えていきたいと思います。
(今回ペットホテルに持参した物)
- 普段食べているフードとおやつ
- お気に入りのおもちゃ
- 普段使っているタオル
今回は、猫砂は必要ないという話だったので、持っていきませんでした。ですが、軟便や便秘ぎみだったことを考えると、自分の匂いのついた猫砂を持って行った方が良かったと思います。
他には、やはりショートステイをさせておくべきだったと思います。
愛猫は、それほど警戒心が強いタイプではありません。何回か予防接種で訪れていたので、大丈夫かと思っていましたが、狭いケージに入る経験がなかったので、ショートステイで慣れさせておけば少しは違ったのかもしれません。
ペットホテルでは、ケージから出して遊ばせたり、自由に過ごせる時間がありました。以前預けたところよりは、良かったと思いますが、普段他の猫と接することがないので、それもストレスだったのかもしれません。なるべくなら、預けることなく過ごさせてあげたいのですが、どうしても預けなければいけない時もあります。自分では、他に良い方法が思い浮かばないので、次回の対策ついては、獣医師さんに相談してみようと思います。
終わりに
動物を飼うと具合が悪くなったり、病気になったりといろいろと心配事がでてきます。いつまでも元気に過ごせるように、今後は余計なストレスを与えないようにしてあげたいと思います。