『身代金は誘拐です』第4話ネタバレ感想・考察|真犯人が見えない…疑念が広がる回

2026年ドラマ


※本記事は、ドラマ『身代金は誘拐です』第4話の内容を含みます。
未視聴の方はご注意ください。

※本記事は放送内容をもとに、物語の流れや登場人物の行動を整理し、
筆者個人の視点による感想・考察をまとめたものです。
犯罪行為や暴力行為を肯定・推奨する意図は一切ありません。

第4話では、身代金受け渡し現場で起きた出来事をきっかけに、
誘拐事件が大きく様相を変えていきます。

犯人だと思われていた人物の死、
新たに浮かび上がる“もう一人の存在”、
そして家族を追い詰めていく世間の視線――。

事件は単なる誘拐から、
過去の罪と向き合う心理戦へと発展していきました。

◆ 第4話のポイント(要約)

  • 身代金受け渡し現場で、誘拐犯の一人・鶴原が死亡しているのが発見される
  • 事件は単独犯ではなく、別の共犯者が存在する可能性が浮上する
  • ダークウェブに現れた謎の人物「NinmaruX」が交渉相手として名乗り出る
  • 犯人からの“罰”により、家族が最も恐れていた現実が突きつけられる

以下では、第4話で描かれた出来事を整理しながら、
物語の構造や登場人物たちの心理について振り返っていきます。

『身代金は誘拐です』第4話ネタバレあらすじ

身代金受け渡し現場で起きた異変

身代金の受け渡し場所へ向かった武尊と美羽。
そこには、血を流して倒れている鶴原の姿があった。

パトカーのサイレンが近づく中、海外製アプリから着信が入る。

「今回の取引は延期です」

そう告げられ、電話は一方的に切られた。
直後、刑事の辰巳と卯野が現場に到着する。

鶴原殺害と警察の捜査

警察の捜査により、鶴原の死亡推定時刻は午前11時頃と判明しました。
防犯カメラ映像とタクシー会社の証言から、武尊には明確なアリバイが成立していました。

辰巳は「殺害以外の点については疑いが残る」とし、
犯人との連絡手段ややり取りについて詳しく追及します。

武尊は、犯人からの連絡は一度きりだったと嘘をつきました。

海外製アプリは削除され、武尊のスマホ通話は警察の管理下に置かれることになります。

残されたもう一人の犯人

卯野は、鶴原殺害犯が8年前の誘拐事件に関係し、
鶴原同様に鷲尾を恨む人物である可能性を指摘しました。

誘拐事件の首謀者は鶴原でしたが、
現在もなお共犯者の存在が疑われます。

誘拐事件が世間に広がる

鶴原殺害が報道されたことで、詩音誘拐事件は世間に知れ渡りました。

SNSでは8年前の事件が蒸し返され、
鷲尾家への誹謗中傷や無責任な憶測が拡散していきます。

家族は“被害者でありながら世間に晒される”
二次被害に苦しめられていきました。

ダークウェブに現れた謎の存在

社長の熊森壮亮は、
ダークウェブ上で「NinmaruX」というアカウントを発見します。

そこには、詩音を思わせる断片的な情報が投稿されていました。

武尊は「返してほしい。4on」と書き込み、
犯人の反応を待ちます。

やがて次の返信が届きました。

「その前に、テストです。8年前の罪を世間に公表せよ」

8年前の罪の告白

武尊は犯人である可能性に賭け、
動画配信で8年前の誘拐事件での失態を告白し、謝罪しました。

その後、NinmaruXから新たな書き込みが届きます。

「合格です。明日リミット3pm」

“リミット”は、喫茶店の名前でした。

喫茶店リミットでのすれ違い

5億円を持って約束の場所へ向かう途中、
武尊は娘・優香から助けを求める電話を受けます。

対応に追われたものの、待ち合わせ時間には間に合いました。
しかし、犯人は現れませんでした。

店内では盗撮を続ける女性が現れ、
フリージャーナリスト・亀井湊と名乗ります。

亀井は事件を「社会が生んだ悲劇」だと語りますが、
美羽は「社会より、娘を助けたい」と強く拒絶しました。

このやり取りは動画として拡散されていきます。

犯人からの“罰”

後日、亀井がNinmaruXとは無関係であることが判明します。

その頃、武尊の元に犯人から直接電話が入りました。

「あの動画は非常に不愉快でした。罰を与えます」

鷲尾家に届いた“プレゼント”を警察が開封すると、
中には人の骨と思われるものと、
詩音が着ていた白いフリースが入っていました。

それは――
家族が最も恐れていた現実を突きつけるものでした。

作品情報

ドラマ『身代金は誘拐です』は、誘拐事件を軸に、
被害者家族と捜査に関わる人々の葛藤、そして事件の裏に潜む真実を描いた
ヒューマンサスペンスドラマです。

単なる犯人探しにとどまらず、
「正義とは何か」「過去の罪とどう向き合うのか」といったテーマが、
登場人物たちの選択を通して丁寧に描かれています。

  • 作品名:身代金は誘拐です
  • 主演:勝地涼
  • 放送局:読売テレビ・日本テレビ系
  • 放送日時:毎週木曜 深夜23時59分〜
  • ジャンル:ヒューマンサスペンス
  • 話数:全10話(予定)

最新の放送情報やキャスト詳細は、

公式サイト

をご確認ください。

第4話 感想・考察|真犯人が見えない理由

鶴原が死亡したことで、これまで分かりやすく存在していた“誘拐犯像”は崩れ、事件は一気に混沌とした局面へ進みます。
以降の展開では明確な動機や決定的な証拠がほとんど提示されず、代わりに疑わしく見える人物たちの視線や沈黙が強調されていました。

第4話は、真犯人がまったく見えないまま疑念だけが広がっていく、
不穏な余韻の残る回でした。

有馬の沈黙が示していたもの

蒼空を誘拐された父・有馬が、夜、自宅でダークサイトの書き込みを一人で見つめていた場面。
一見すると犯人側の人間なのではと疑いたくなる演出でした。

ただ、有馬はこの時点で、武尊が蒼空誘拐の実行に関わっていたことを知りません。
彼はただ、息子を奪われた被害者として、理解できない事件の情報を追っている状態に過ぎないのだと思います。
あのカットは犯行の伏線というより、被害者が真実に近づいてしまう危うさを示していたように感じました。

壮亮が“導いているように見える違和感”

一方で視聴者に強い違和感を残したのが、壮亮の存在です。
ダークサイトを最初に見つけたこと、連絡手段だと示したこと、そして「リミット」が喫茶店だと気づいたこと。
結果だけを見ると、まるで武尊を誘導しているかのようにも見えます。

しかし壮亮は、武尊にこう告げていました。
「京子の件でお前が背負ってるものを、俺がおろすつもりはない」

この言葉が示しているのは、赦しでも共犯でもありません。
壮亮は、武尊の過去を知りながらも、
それを裁く立場にも、赦す立場にも立てない人物です。

だからこそ彼は、強く踏み込むことも、完全に距離を置くこともできない。
その曖昧な距離感こそが、壮亮という人物を最も怪しく見せている理由なのかもしれません。

亀井が見つめていた写真の意味

第4話で初登場した亀井も、印象的な存在でした。
彼女が見つめていたのは、京子・武尊・壮亮の三人が写った一枚の写真です。

そこに映っているのは、命を失った京子、その原因を作った武尊、そして過去を知る立場にありながら沈黙してきた壮亮。
事件の原点とも言える関係が、その写真に凝縮されているように見えました。
亀井は犯人ではないとしても、“語る側”“拡散する側”として、社会の視線そのものを象徴する人物のように感じられます。

第4話が描いていた本当のテーマ

第4話では、有馬・壮亮・亀井と、怪しく見える人物が一気に配置されました。
けれど誰にも決定打がなく、真犯人を特定できる材料は意図的に与えられていません。

それはこの回が、「誰が犯人か」ではなく「なぜ悲劇が連鎖していくのか」を描いていたからだと思います。
正義のつもりで下した選択が、別の誰かを加害者に変えてしまう。
第4話はその構造を、静かに、しかし重く突きつけてきました。

真犯人が分からないのは“正解”

誰が犯人なのか分からない――それは物語の欠点ではなく、むしろ意図された演出なのでしょう。
登場人物たちと同じように、視聴者もまた迷いの中に立たされています。
第4話は犯人探しを進める回ではなく、「誰もが加害者になり得る世界」を見せるための回だったのだと感じました。

まとめ

第4話では、鶴原の死によって事件の構図が大きく崩れ、
真犯人の輪郭はさらに見えなくなりました。

有馬、壮亮、亀井――それぞれが怪しく見える場面を持ちながらも、
誰一人として決定的な“黒”には描かれていません。

むしろ本話で強調されていたのは、
一つの選択が別の誰かを追い詰め、被害と加害が連鎖していく構造でした。

娘を救うために罪を犯した武尊、
復讐へと踏み出した鶴原、
真実を知らぬまま被害者となった有馬、
過去を知る立場にありながら答えを出せずにいる壮亮、
そしてそれを“物語”として見つめる亀井。

誰か一人が絶対的な悪なのではなく、
それぞれの正義と後悔が、次の悲劇を生み出しているように見えました。

第4話は犯人を特定するための回ではなく、
「なぜこの事件が起き続けてしまうのか」を問いかける回だったのではないでしょうか。

真犯人が分からないという感覚こそが、
この物語が視聴者に突きつけた最大の恐怖だったように思います。

▶︎ 前回のお話はこちら

『身代金は誘拐です』第3話ネタバレ感想・考察|疑念が広がる誘拐事件の真相

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