『探偵さん、リュック空いてますよ』第1話ネタバレあらすじと考察|ゆるく始まる奇妙な事件

ドラマ感想

※本記事はドラマ「探偵さん、リュック空いてますよ」第1話の内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。

ドラマ「探偵さん、リュック空いてますよ」は、松田龍平主演の作品で、テレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠にて、1月9日(金)よる11時15分から放送されました。詳しくは、番組公式ホームページをご覧ください。

ドラマ「探偵さん、リュック空いてますよ」第1話ネタバレあらすじ

爆発音と共に登場する探偵兼発明家・一ノ瀬洋輔

物語は、廃業した温泉旅館「ゆらぎや」の一室で起きる爆発音から始まります。
煙の中から現れたのは、探偵兼発明家の一ノ瀬洋輔です。
ボサボサの髪に汚れた顔、サングラス姿という、まるでドリフのコントのような出で立ちでした。

どうやら発明に失敗したようで、洗面所では「口ルンバ」という口内清掃用の発明品を試しています。

松茸泥棒の依頼と、どこか噛み合わない会話

売りに出されているものの、まだ買い手のつかない「ゆらぎや」に、松茸農家の山村康一が仕事の依頼にやってきます。
内容は松茸泥棒の捜索ですが、洋輔は「そうっすね」を繰り返すばかりで、あまり話を聞いている様子はありません。

その後、ドイツにいる母からの絵葉書が届き、洋輔は自作のキックボードのような乗り物で町へ出かけていきます。

町に溶け込む洋輔と、動画配信者・南香澄との出会い

町の人たちと自然に「おはよう」と挨拶を交わす洋輔は、すっかり町に溶け込んでいます。
店で飲むヨーグルトを買っていると、動画配信者の南香澄と出会います。

また、洋輔のリュックのチャックが空いていることに気づいた看板娘・あおいが、黙って締めてあげる場面が印象的でした。
その後、洋輔は山村と共に山へ向かい、防犯カメラの設置を行います。

街で使われる発明品「ドンソク2号」

洋輔が開発した発明品「ドンソク2号」は、悪口や不平不満を言うことでエネルギーが生まれ、その力で走るという奇妙な乗り物です。
このドンソク2号は、洋輔だけのものではなく、街の人たちが当たり前のように利用しています。

松茸を狙う謎の集団「BMOH」

防犯カメラの映像には、松茸泥棒の姿が映っていました。
山村はその集団を「BMOH(Bad Matsutake Mushroom Over Harvester)」と呼び、
松茸保護団体MJPGの内部から生まれた乱獲集団の存在を語ります。

拉致事件と、警察への不信

松茸事件に関わったことで、洋輔は謎の男たちに拉致されてしまいます。
その様子を香澄は動画で撮影していました。

警察に被害を訴えますが、選挙で忙しいという理由で相手にされず、
洋輔は松茸を軽視する態度に強く反発します。

動画と引き換えに始まる同居生活

香澄は拉致の動画を持っていることを明かし、
「旅館に住まわせてほしい」と交換条件を提示します。

こうして香澄は、「ゆらぎや」の鶯の間に住むことになります。

松茸泥棒の正体と、ドタバタの結末

洋輔は偽情報を流して松茸泥棒をおびき出す作戦を実行します。
発明品の靴やリュック型ジェットを使いますが失敗続きで、
最終的に犯人は山村の弟だったことが判明します。

兄弟喧嘩を見守る洋輔は、地面に腰まで埋まったままという、
どこか情けない姿をさらしていました。

第1話の印象と考察|ゆるさが支配する世界観

事件よりも「町の空気」を描く第1話

第1話は、事件解決そのものよりも、
町の空気や登場人物のクセを印象づける構成になっていました。

爆発で始まり、爆発で終わる物語は、
このドラマが持つ「ゆるさ」と「違和感」を強く印象づけています。

ドンソク2号が象徴する洋輔の価値観

悪口や不満をエネルギーに変えるドンソク2号は、
不満を誰かにぶつけるのではなく、ただ消費してしまうという
洋輔の価値観そのものを表している発明だと感じました。

「人に言うよりいいでしょ」という洋輔の言葉と、
それに納得する清水の反応は、この町の空気感を象徴しています。

松田龍平の演技が作る、一ノ瀬洋輔という人物

一ノ瀬洋輔を演じる松田龍平の演技は、非常に自然です。
大げさな感情表現はほとんどなく、会話も淡々と進みます。

しかしその力の抜けた芝居が、
人と適度な距離を保ちながら生きる洋輔という人物像に、よく合っていました。

感情を抑えているというよりも、
最初から無理に踏み込まない。
その姿勢が、探偵としても人としても、独特の説得力を生んでいます。

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