ドラマ『身代金は誘拐です』第2話ネタバレあらすじ|犯人の正体と交錯する8年前の罪

ドラマ感想

※この記事はドラマ『身代金は誘拐です』第1話・第2話の内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

本記事では、第1話の振り返りを交えながら、第2話のあらすじと考察をまとめています。

ドラマ『身代金は誘拐です』は、勝地涼主演で、1月8日(木)11時59から読売テレビ・日本テレビ系列で放送されています。詳しくお知りになりたい方は、公式ホームページをご覧ください。

ドラマ『身代金は誘拐です』第1話あらすじ振り返り(ネタバレ)

娘を救うため、誘拐犯になるという選択

元刑事の鷲尾武尊と妻・美羽の娘・詩音が誘拐されます。
犯人から突きつけられた要求は、金ではなく、8歳の少年・有馬蒼空を誘拐することでした。

「その子を誘拐しなければ、娘を殺す」

蒼空は、武尊が勤務する防犯セキュリティ会社の仕事で関わった家の子でした。
武尊と美羽は、罪を背負う覚悟を決め、犯人の指示通り蒼空を誘拐し、
父親でWEB系証券会社社長の有馬英二に身代金5億円を要求します。

しかしその直後、蒼空は“第三者”に連れ去られてしまいます

ドラマ『身代金は誘拐です』第2話ネタバレあらすじ|犯人の正体と8年前の誘拐事件

誘拐犯の監視宣言「私は見ている」恐怖のメッセージ

犯人から新たな指示が入ります。

「誘拐した子供と引き換えに、5億円を受け取れ」

蒼空がすでにいないことを伝えようとしても、
犯人は「関係ない。何があっても実行しろ」と命じます。

さらに犯人は、武尊にこう告げます。

「私はいつでもあなた方を見ています」

監視カメラや盗聴器を疑いますが、何も見つかりません。
犯人は機器ではなく、常に直接、武尊たちを見張っている存在だと悟ります。

警察に通報すれば、詩音の命はない。
武尊は、美羽に「5億円の受け取りをやり遂げるしかない」と告げます。


日常を装う武尊と迫る警察捜査|辰巳と卯野の動き

受け渡しまでの残り時間が刻々と表示される中、
美羽はガストでパートを続け、武尊は警備会社の仕事をこなします。

一方、警察では辰巳と卯野が強盗事件の捜査を進める中で、
小学校周辺に出没する不審者情報を掴みます。
事件は少しずつ、警察の捜査線上に浮かび上がっていきます。


公園の会話が示す“平和”という皮肉

5億円の受け渡しまで26時間54分16秒
武尊は、勤務先の警備会社社長・熊森壮亮と、公園のベンチでコーヒーを飲んでいました。
壮亮は社長ではありますが、武尊とは日常的に顔を合わせる間柄です。

どこか思い詰めた様子の武尊に、壮亮は「何か悩み事か?」と声をかけます。
武尊は本心を隠し、「年頃の女の子は難しい」と軽くかわします。

それを聞いた壮亮は、「平和な悩みでよかった」と応じます。

すると武尊は、こう口にします。

「うちは平和だけが取り柄だよ」


武尊・壮亮・京子の過去|すべての始まり

会話は大学時代の思い出へと移ります。
武尊・壮亮・鶴原京子は、当時とても仲の良い三人でした。

進路について語り合っていたある日、
海に落ちた子供を武尊と壮亮が助けた出来事がありました。
その姿を見た京子は感動し、「平和を守るプロになりたい」と涙を流します。

この言葉が、武尊が警察官を目指す原点となったことが示唆されます。
京子は、忙しい母親のもとで育った過去から、
「温かい家庭」に強い憧れを抱いていました。

当時、京子と付き合っていたのは武尊でした。
壮亮も京子に想いを寄せていましたが、
「身を引くから、京子を頼む」と武尊に告げ、恋を諦めます。

その後、京子は裕福な男性と結婚し、夢を叶えたかに見えましたが、
30代という若さで亡くなっていました。


真実を語れなかった理由|犯人の完全監視

「平和な世の中にするために、お前となら頑張れると思ってた」

そう語る壮亮に対し、武尊は否定します。

「違う。俺は、お前が思っているような人間じゃない」

武尊は一瞬、誘拐事件のことを打ち明けようとします。
しかしその直前、スマホに通知が届きます。

そこには、今まさに2人が公園で話している様子を撮影した写真がありました。

犯人が常に監視していることを確信した武尊は、
壮亮に真実を語るのをやめてしまいます。


5億円受け渡し当日

1月18日、受け渡し当日。
犯人の指示は徹底しており、

  • 200ユーロ紙幣で用意する
  • カメラをオンにして行動する
  • 指定場所に金を置いて立ち去る

というものでした。

有馬英二は命令通り行動し、
武尊と美羽も金を回収して、指定場所でスーツケースからバッグへ現金を移し替えます

その際、美羽はお守りとして持っていた
ニン丸のキーホルダーを落としてしまいます


PM3:22 回想される8年前の誘拐事件

PM3:22。
犯人からの連絡まで37分45秒

武尊は、スーツケースを手に歩いていました。

「もう引き返せない。失敗するわけにはいかない」

その瞬間、武尊の脳裏に8年前の誘拐事件がよみがえります。

2018年1月11日。
武尊は辰巳に、被害者が昔からの友人であることを明かし、
「どうしても彼女を助けたい」と頼んで、事件の担当を志願します。

受け渡しは1月13日15時。
その日の早朝、偶然にも詩音が生まれました。

武尊は犯人の前に拳銃を構え、
「動くな」と立ちはだかりますが、犯人を取り逃がしてしまいます。

「約束したじゃない!
うちの子を助けてくれるって言ったじゃない!
どうして、できもしないのにあんなこと言ったの?
あの子返してよ!」

京子に責められ、武尊は土下座して謝罪します。

「申し訳ありません」

泣き崩れる京子の横で、夫・鶴原航一郎は静かに言います。

「そんなことをされても、想太は戻ってきません」


ヒーローになれなかった元刑事・武尊

そのとき、武尊は思い知ったのでした。
自分はヒーローにはなれない人間なのだと。

捜査一課長は告げます。

「鶴原想太君の誘拐事件については、
報道協定を適用し、捜査終了まで一切の情報を公開しない」

それからしばらくして、辰巳から一本の連絡が入ります。

「鷲尾。鶴原京子さんが自殺したって」

武尊は、自分が誰よりも臆病で、卑怯な人間だと理解します。
それでも、彼は決めていました。

この罪を墓場まで持っていくこと。
せめて家族の前では、頼れる男でいようと
一生、いい父親を演じ切ろうと。


約束は守られなかった|真犯人の正体が明かされる

16時を過ぎても、犯人からの連絡はありません。
詩音は戻らず、不安だけが募ります。

武尊は、以前送られてきた
詩音がお絵かきをしている写真の壁紙に違和感を覚え、
そこから監禁場所に心当たりを持ち、向かいます。

しかし、そこに詩音の姿はありません。

夜、自宅に戻った武尊を待っていたのは辰巳と卯野でした。

「誘拐事件の件で、お話があります」

場面は切り替わります。

花いちもんめを歌いながら走る車。
後部座席には、目隠しをされ、手を縛られた詩音。

運転していたのは――
鶴原京子の夫・鶴原航一郎でした。

再び鷲尾家に戻り、辰巳は武尊と向き合います。

「お話、聞かせてもらえますか?」

こうして、過去の罪と現在の選択が交錯する第2話は幕を閉じます。

第2話まとめ|過去の罪が、現在の選択を縛りつける

ドラマ『身代金は誘拐です』第2話では、
娘・詩音を救うために誘拐犯となった武尊の選択が、
8年前の未解決誘拐事件と深く結びついていたことが明らかになりました。

ヒーローになれなかった過去。
守れなかった約束。
それでも「家族だけは守りたい」と願う武尊の姿は、
正義と罪の境界を曖昧にしていきます。

そしてついに判明した、
今回の誘拐事件の犯人が鶴原京子の夫・鶴原航一郎であるという事実。

過去の被害者家族が、現在の加害者となったとき、
この物語は「勧善懲悪」では終われない領域へと踏み込みます。

第3話では、
鶴原航一郎の真の目的と、
武尊が背負い続けてきた「罪」が、さらに残酷な形で突きつけられていくはずです。


ドラマ『身代金は誘拐です』考察|熊森壮亮は黒幕なのか?

第2話で静かに存在感を放っていた人物が、
武尊の勤務先・警備会社社長である熊森壮亮です。

一見すると壮亮は、武尊を気遣う理解者であり、
過去を共有した友人のように見えます。
しかし視点を変えると、彼にも武尊を恨むだけの理由があることが浮かび上がってきます。

京子を「託した側」が抱え続ける後悔

大学時代、壮亮は京子に想いを寄せていました。
それでも彼は身を引き、

「身を引くから、京子を頼む」

と、武尊にすべてを託します。

しかし結果として、京子は武尊と別れ、
別の男性・鶴原航一郎と結婚。

そして8年前、
武尊の失敗をきっかけとした誘拐事件によって、京子は自ら命を絶ちました。

壮亮にとってそれは、
「信じて託した相手に、守るべきものを守られなかった」
という裏切りとして心に残っていても不思議ではありません。

壮亮の恨みは「怒り」ではなく「静かな断罪」

壮亮は感情を爆発させる人物ではありません。
公園での会話でも、武尊を責める言葉は一切口にしませんでした。

しかし、

「平和な世の中にするために、お前となら頑張れると思ってた」

という言葉には、
期待と同時に、深い失望が滲んでいます。

それは怒りというよりも、
「お前は、守ると言ったものを守れなかった」
という静かな断罪なのではないでしょうか。

鶴原航一郎と利害が一致する理由

今回の誘拐事件の実行犯は、
京子の夫・鶴原航一郎でした。

航一郎もまた、
妻と子どもを失い、
その原因を作ったのが武尊であると考えています。

つまり、壮亮と航一郎は、

「武尊によって人生を壊された側の人間」

として、利害が完全に一致しているのです。

手を汚さない黒幕という可能性

もし壮亮が事件に関与しているとすれば、
彼は誘拐を実行する立場ではありません。

警備会社社長という立場から、

  • 武尊の生活や行動パターンを把握できる
  • 防犯・監視の知識を持っている
  • 「偶然」を装った環境を作ることができる

つまり、
自分は手を汚さずに、人を追い詰めることができる人物です。

結論|壮亮黒幕説は十分に成立する

熊森壮亮は、

  • 京子を愛していた
  • 武尊にすべてを託した過去を持つ
  • 航一郎と同じ「被害者側」に立つ人間

これらすべてを満たしています。

だからこそ、
彼が黒幕、あるいは共犯者であっても物語的に不自然ではありません。

このドラマが描いているのは、
悪人ではなく、
正義を信じ、失敗してしまった人間たちの連鎖なのです。


第1話のあらすじ・感想はこちら

第1話では、
娘を救うために「誘拐犯になる」という異常な選択を迫られた元刑事・鷲尾武尊の姿が描かれました。

なぜ犯人は、金ではなく「別の子どもを誘拐しろ」と命じたのか。
そして、この事件はどこから狂い始めていたのか。

すべての始まりとなる第1話の内容は、下記の記事で詳しくまとめています。

▶ ドラマ『身代金は誘拐です』第1話ネタバレあらすじ・感想

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