『夫に間違いありません』第3話感想|家族を守る嘘が招いた最悪の結末

2026年ドラマ

ドラマ『夫に間違いありません』は、松下奈緒さん主演のヒューマンサスペンスドラマです。
毎週月曜よる10時より、カンテレ・フジテレビ系列で放送されています。

詳細は、番組公式ホームページをご覧ください。

第3話では、口止め料を巡る金銭トラブルが激化し、
夫・一樹の裏切りと過去、そして衝撃の殺人事件へと物語が大きく動きました。

家族を守るために嘘を重ねてきた聖子でしたが、
その選択は本当に正しかったのでしょうか。

本記事では、『夫に間違いありません』第3話のネタバレあらすじを振り返りながら、
視聴者の怒りと悲しみを集めた一樹の行動の意味
そして「なぜここまで最悪の事態に陥ってしまったのか」を考察していきます。

※本記事は『夫に間違いありません』第3話のネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

『夫に間違いありません』第3話 ネタバレあらすじ・感想まとめ

500万円の口止め料と、揺らぐ母の覚悟

キャバクラ嬢・藤谷瑠美子(白宮みずほ)を口止めするため、
朝比聖子(松下奈緒)は500万円を手に彼女のもとへ向かいます。

しかし瑠美子は挑発的な態度を崩さず、
「夫とは会ってほしくない」と必死に訴える聖子をあざ笑うのでした。


息子・栄大が知ってしまった“疑惑”

同じ頃、朝比栄大(山﨑真斗)は同級生・藤木快斗(二井景彪)から
聖子が朝比一樹(安田顕)のアパートへ入っていく映像を見せられます。

不倫を疑われ侮辱された栄大は、思わず拳を振り上げ、ノートパソコンを壊してしまいますが、
本当の理由を母・聖子には打ち明けられずにいました。


瑠美子と一樹――歪んだ依存関係

瑠美子は一樹の仕事場を訪れ、
「聖子が金を払わず逃げるのでは」と不安を口にします。

一樹は、
「聖子にとって家族は特別なんだ。
 子どもの頃、金の問題で家族がバラバラになったから」と語ります。

しかし瑠美子は引き返すつもりなどなく、
「ズッキーは聖子さんを二度も裏切ったんだよ。もう戻れるわけないじゃん。
 だから私がずっとそばにいる」と一樹の手を握るのでした。

彼女の夢は、一樹と店を持つこと。
“透明人間のままじゃいたくないでしょ?”という言葉が、
一樹の心を縛りつけていきます。


聖子の過去に迫る天童

週刊誌記者・天童弥生(宮沢氷魚)は、聖子からもらった
イルカの絆創膏に違和感を覚え、過去を調べ始めます。

そこで明らかになったのは、
父親がバブル崩壊で失踪し、会社は倒産、
半年後に母親が亡くなったという過酷な事実でした。

聖子と弟・貴島光聖(中村海人)は別々の親戚に引き取られ、
一家は完全に離散していたのです。


母としての苦悩と、紗春の言葉

娘・亜季が突然姿を消す騒動が起き、
聖子は再び“失う恐怖”に直面します。

川辺で花を拾おうとしていた亜季を、
葛原紗春(桜井ユキ)が間一髪で止めました。

その後、聖子に語られたのは、
「親子だって他人」という紗春の価値観でした。

血のつながらない娘を育てる彼女は、
「母親だからって、全部わかるわけじゃない」と優しく語ります。

その言葉は、
“完璧な母であろう”と自分を追い込んできた
聖子の心に深く刺さるのでした。


嘘は誰を守っていたのか

紗春は、行方不明の夫について、娘・希美には「仕事で遠くに行っている」と話していました。

子どものためを思ってついた嘘だとしても、
「嘘はいつか子どもを傷つける」と語ります。

その言葉に、聖子は強い動揺を覚えます。

一方、栄大は一樹のアパートを訪れていました。

インターフォンを押すと瑠美子が出てきたことから、
聖子が光聖に「紗春に会いに行っていた」と話したことが嘘だと知ります。

瑠美子が部屋へ戻るとそこには一樹がいて、
瑠美子は、さらに口止め料を700万円、さらには1000万円へと吊り上げようと言い出すのでした。


裏切りの現実と、崩れ落ちる一樹

一樹が瑠美子のお店を訪れると、偶然、瑠美子が別の男と店から出てくるところを目撃します。
瑠美子は、その男と店の開業資金の話をしていました。

一樹と一緒に店を出すというのは嘘で、実際はその男と店を出すことにしていたのです。

「太客のおじさん」「透明人間」という言葉――
自分が完全に利用されていたことを知り、
一樹は涙を浮かべるのでした。


聖子の決断――すべてを終わらせるために

聖子は、家族へ手紙を書き残します。

・一樹が生きていたこと
・保険金を返せず黙っていたこと
・家族を守るためについた嘘が間違いだったこと

すべてを告白し、
「嫌な思いをさせてごめんなさい」と綴っていました。

弟・光聖には
「子どもたちをお願いします。守りきれなかった」とメッセージを残し、
聖子は警察署へ向かいます。


衝撃のラスト――“殺してしまった”

警察署に入ろうとした瞬間、
聖子のスマホが鳴ります。

相手は一樹でした。

「聖子……殺しちゃった」

久留バイパス高架下で、
女性が血を流して倒れているとの通報。

一樹は、瑠美子を殺害してしまったと告白します。

(聖子が手紙に綴った)「今度こそ、家族5人で幸せになりたい」という願いは、一樹の告白によって、叶わない形で突きつけられます。

こうして、第3話は幕を閉じました。

『夫に間違いありません』第3話ネタバレ感想|一樹はなぜ“クズ夫”になったのか


ここからは第3話の展開を踏まえた考察です。

第3話で浮き彫りになった一樹という男の本性

第3話を通して強く感じたのは、
一樹は「可哀想な夫」ではなく、家族を壊す選択を繰り返してきた男だったという点です。

借金から逃げるように失踪し、
妻や子どもに何の説明もないまま姿を消した一樹。

それだけでも夫として致命的ですが、
生きていたにもかかわらず名乗り出ず、
保険金問題をすべて聖子に背負わせていた事実は重すぎます。

失踪中に瑠美子と一緒にいた理由を
「楽だったから」と語った言葉が、
彼の人間性を端的に表していました。


帰ってきたからといって、許すべきではなかった

一樹が戻ってきたことで、
聖子は「やり直せるのではないか」と希望を抱いてしまいます。

しかし、帰ってきたことと、
責任を果たしたことはまったく別です。

一樹は、

  • 借金の整理
  • 失踪の説明
  • 家族への謝罪
  • 社会的責任

そのどれも果たしていませんでした。

それでも受け入れてしまったことが、
結果的にさらなる嘘と悲劇を生む原因になったように思います。


聖子は人を見る目がなかったのか

聖子が一樹を許してしまった背景には、
父親の失踪という過去が大きく影響していました。

父を突然失い、家族が壊れた経験を持つ彼女にとって、
「また失う」ことへの恐怖は想像以上に大きかったはずです。

だからこそ、

  • 逃げる男
  • だらしない男
  • 弱さを抱えた男

を見極める冷静さを失っていたとも言えます。

“帰ってきた”という事実だけで、
過去をなかったことにしてしまった判断は、
やはり甘かったと言わざるを得ません。


本当は「別れる」という選択が最善だった

感情を抜きにして考えるなら、
一樹と別れることが唯一現実的な選択だったと思います。

愛情が残っていても、

  • 嘘を重ねる
  • 責任から逃げる
  • 問題を他人に押しつける

こうした人物と家族を続けることはできません。

情をかければかけるほど、
周囲が傷ついていく構造が、
第3話でははっきりと描かれていました。


第3話が伝えた“見切る勇気”の重要性

『夫に間違いありません』第3話は、

  • 愛があっても一緒にいてはいけない相手がいる
  • 優しさだけでは家族は守れない
  • 見切ることもまた責任である

という、非常に現実的なメッセージを投げかけています。

聖子は冷たい人間ではありません。
むしろ真面目で、家族思いで、優しい母親でした。

しかしその優しさが、
結果的に最悪の結末を招いてしまった。

「許すこと」と「守ること」は違う。

第3話は、その違いを痛いほど突きつける回だったと思います。


まとめ|一樹はなぜ“クズ夫”と呼ばれるのか

一樹は悪意の塊ではありませんでした。
しかし、

  • 逃げる
  • 向き合わない
  • 楽な方を選び続ける

その積み重ねが、
最終的に家族も人生も破壊してしまった。

だからこそ視聴者の多くが、
「クズ夫」と感じてしまうのだと思います。

第3話は、
“情をかける相手を間違えたとき、人生はどこまで壊れるのか”
を突きつける、非常に重い一話でした。


▶ 第2話のあらすじ・感想はこちら

第2話では、家族を守るためについた嘘がさらに崩れ始め、突然の脅迫・夫一樹の裏切りが判明する展開に。SNSは「一樹クズすぎ」「聖子不憫」「ラスト衝撃!」で大荒れになった回でもあります。

『夫に間違いありません』第2話 ネタバレあらすじ・感想はこちら

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