『ばけばけ』第81話ネタバレ感想|「ダイジョウブ」に込められたヘブンの優しさ

ばけばけ



※本記事は、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第81話・第17週「ナント、イウカ。」の内容を含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事では、NHK朝ドラ『ばけばけ』第81話で描かれた物語を振り返りながら、
登場人物たちの心情や関係性の変化について、筆者個人の視点による感想・考察をまとめています。

第17週「ナント、イウカ。」では、
サワとの関係に悩み元気をなくすトキと、
そんな妻を支えようとするヘブンの不器用でまっすぐな優しさが印象的に描かれました。

また、白鳥倶楽部で学び続けるサワにも新たな出会いがあり、
これまで一人で背負ってきた生き方が、少しずつ変わり始める兆しが見えてきます。

本記事では、第81話の出来事を時系列で整理しながら、
「ダイジョウブ」という言葉に込められた思い、
そしてサワの心境の変化が物語にもたらす意味について読み解いていきます。

なお、作品の放送情報や最新ニュース、キャスト情報などの詳細は、

NHK公式番組公式サイト

をご確認ください。

『ばけばけ』第81話・第17週「ナント、イウカ。」あらすじ(ネタバレ)

トキを励ますヘブンの手品

サワ(円井わん)との関係に悩み、落ち込むトキ(髙石あかり)。
そんなトキを元気づけようと、ヘブン(トミー・バストウ)は司之介(岡部たかし)と結託し、ある計画を立てます。

それは、手品でした。

シルクハットを被ったヘブンが帽子の中に紙切れを入れると、
その紙はなぜかトキの帯に挟まって現れます。

紙切れに書かれていたのは、「ダイジョウブ」の文字。

「ダイジョウブ、ダイジョウブ」と繰り返すヘブンの言葉に、
トキは目を潤ませながら、そっと微笑むのでした。

なみと福間の訪問

そんな中、なみ(さとうほなみ)が福間(ヒロウエノ)を連れてトキの新居を訪れます。
思いがけない来客に、トキは驚きを隠せません。

「愛とお金があれば十分や」と笑顔で語るおなみ。
トキは福間に向かって「おなみさんをよろしくお願いします」と深く頭を下げます。

おなみは、トキの新聞記事を読んだことで
「何かええことがあるかもしれん」と思え、一歩を踏み出す勇気が出たと語ります。

「今はめちゃくちゃ天国だ。ありがとう。」

その言葉を聞き、フミは「私らも役に立っとるんだね」と静かに喜ぶのでした。

サワのことを気遣うなみ

トキがサワの近況を尋ねると、
なみは「一人で頑張りすぎて辛そうだったから、無理に出てこなくていいと言った」と話します。

それでも、

「きっと自分の力で出てくるよ」

と、サワの強さを信じている様子でした。

白鳥倶楽部で学ぶサワ

教師を目指す理由

一方、白鳥倶楽部で勉強に励むサワ。
そこへ庄田(濱正悟)が訪れ、教師を目指す理由を尋ねます。

サワは、

「お金を稼いで、貧乏長屋から出たい」

と率直に答えました。

その言葉を聞いた庄田は、勉強を教えようかと提案します。

しかしサワは、

「ここまで自分の力でやってきた。誰の力も借りたくない」

と、その申し出を断ります。

すると庄田は、

「力を借りるんじゃなく、わしの力を利用すればええ」

と語りかけるのでした。

母とのすれ違い

遅くまで勉強して帰宅したサワに、母は「そんなに無理をしなくてもいい」と声をかけます。

「この長屋で大丈夫だよ」と穏やかに話す母。
そして、以前トキが訪ねてきた際に居留守を使っていたことを、ずっと心配していたと打ち明けます。

その言葉にサワは、

「大丈夫じゃない。良くないよね」

と、静かに本音をこぼすのでした。

手紙を書けないトキ

トキはサワに手紙を書こうとしますが、
何を書けばよいのかわからず、筆が止まってしまいます。

その様子を見たヘブンは、

「むずかしいね」

と、そっと寄り添うのでした。

ささやかな日常と次回への余韻

その後、梶谷が訪れ「今日は何か面白いことはありませんか」と尋ねます。

するとフミは、

「先日は箸を隙間に落としましたが、今日は箸置きをあの隙間に落としました」

と、淡々と報告。

和やかな空気の中、ヘブンがトキに問いかけます。

「おサワさんの話、どうですか?」

トキは意外そうに、

「おサワの話?」

と聞き返し――。

物語は、静かな余韻を残して幕を閉じました。

第81話の感想

トキが元気をなくしているのを見て、ヘブンが手品を披露するシーンは、
彼の優しさが強く表れている場面だったと思いました。

「ダイジョウブ」とカタカナで書かれた文字からは、
なんとかトキを励まし、「心配ないよ」と伝えたいというヘブンの気持ちがまっすぐに伝わってきます。

あの瞬間のトキの表情を見て、
本当に優しい旦那さんと巡り会えてよかったなと、しみじみ感じました。

一方で、サワには庄田との出会いによって、
何かが変わり始める兆しが見えてきました。

これまでサワは、誰にも頼らず自分の力だけでやり抜こうと、
強く意地を張って生きてきたように思います。

しかし庄田から、
「人の力を借りるのではなく、わしの力を利用してやろうと思えばいい」
と言われたことで、少し肩の力を抜けるようになったのではないでしょうか。

そのやり取りから、いよいよサワにも恋の予感が漂い始めたなと感じました。

これまでサワは、ヘブンの存在によってトキが貧しい暮らしから抜け出したことを、
どこかで軽蔑しているのではないかと思っていました。

けれど、もしサワ自身にも大切な人ができたなら、
考え方が少しずつ変わり、トキの立場や選択も理解できるようになるのかもしれません。

それぞれの想いが交差し始めた第81話は、
これからの人間関係の変化を予感させる回だったと感じました。

まとめ

第81話では、言葉よりも行動で思いを伝えるヘブンの優しさが、静かに心に残りました。

「ダイジョウブ」という一言に込められた不器用ながらも真っ直ぐな愛情は、
トキにとって何よりの支えになっていたように思います。

また、サワにも庄田との出会いをきっかけに、
これまで閉ざしてきた心が少しずつ動き出す兆しが見えました。

誰かの力を「借りる」のではなく「利用する」という考え方は、
サワが自分らしさを失わずに前へ進むための、大きな転機になりそうです。

それぞれが不器用なままでも、人とのつながりによって変わっていく――。
第17週「ナント、イウカ。」は、そんな希望を感じさせる一話となりました。

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第16週では、トキとヘブンの新婚生活が本格的に始まり、
それぞれが「川の向こう側」にある未来と向き合う姿が描かれました。

サワやなみの選択、町の人々との距離感など、
第17週へとつながる重要な心の変化が詰まった一週間です。

第17週「ナント、イウカ。」は、そんな希望を感じさせる一話となりました。

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