※本記事は、ドラマ『こちら予備自衛英雄補?!』第5話の内容を含みます。
未視聴の方はご注意ください。
第5話では、ユタニの能力「融合転生」が物語の中心となり、ヒーロー同士が合体しても強くならないという、意外な結果が描かれました。チュータとの融合で誕生したのは、特別な力を持たない“普通の人”。この能力がヒーローとして何の意味を持つのか、疑問が残る展開だったと感じます。
一方で、脱獄した死刑囚・シロタが防衛省へ侵入し、防衛大臣・クロカワを名指しする不穏な動きも描かれ、物語は新たな局面へと進みました。本記事では、第5話のあらすじを整理しながら、融合転生の違和感や今後の可能性、そしてシロタの存在が示す意味について感想と考察をまとめていきます。
『こちら予備自衛英雄補?!』第5話ネタバレあらすじ
前回から続く融合転生の状態
第5話は、前回(第4話)からの流れを引き継ぎ、ユタニの能力「融合転生」によって、チュータと融合してしまった状態から始まります。
現れたのは、ユタニとチュータを足して2で割ったような人物。しかしその姿は異様ではなく、逆に驚くほど普通の人でした。ヒーローらしさのない存在に、ナガレたちは戸惑います。
合体解除の方法が判明
元に戻す手がかりは、ユタニが以前サピピに渡していたネックレスでした。
「これを嗅がせろ」という指示通り、ラベンダーの香りを嗅がせることで、融合転生は解除されます。
茫然自失となるチュータ
合体が解けたあと、チュータは茫然自失の状態に。自分の立ち位置を見失ったまま、言葉を失ってしまいます。
ユタニの告白と新たな融合
翌日、ユタニは能力が覚醒した高校時代と、その力ゆえの苦悩を語ります。
「次は誰が合体しますか?」という一言をきっかけに、マドズミ、ナガレ、ミズノが次々と融合転生を体験。ミズノとの融合では、武田真治そっくりの姿が現れ、一同を驚かせました。
死刑囚シロタの動き
一方、脱獄した死刑囚・シロタは、スーツを奪って防衛省へ侵入します。
受付の女性を人質に第6会議室へ向かい、その目的を明かさないまま物語は次回へと続きます。
感想|融合転生は役に立たない能力なのか?
融合転生という能力の違和感
ユタニの能力「融合転生」は、二人の人間が合体し、まったく別の人間になるというものです。ただし、新しく誕生した人物に特別な能力が備わるわけではなく、現れるのはごく平凡で、極々普通の人。ヒーロー同士が融合しても強くならないという点が、この能力の最大の特徴だと感じました。
ヒーローコスチュームが示すユタニの立場
完成したヒーローのコスチュームも印象的でした。それぞれ別のデザインが用意され、赤はナガレが担当。一方、赤に強くこだわっていたユタニは、上半身裸に黒のビキニパンツという大胆な姿で登場します。筋肉が強調されたその姿は、どこかボディビルダーのようでもあり、ユタニ自身も「フジワラに“あんたは裸でいいよ”と言われたのがヒントになった」と語っていました。
笑いを誘う場面でありながら、ユタニの身体性だけが前面に出される演出は、彼が思い描くヒーロー像から少しずつズレていく様子や、立場の変化を象徴しているようにも感じます。
融合転生に込められた遊び心
ミズノとユタニが融合転生した結果、なぜか武田真治そっくりの人物が現れた点については、正直よく分かりません。ただ、脚本・監督が加藤浩次さんであることを考えると、「めちゃイケ」繋がりの遊び心によるキャスティングだったのではないかと感じました。
役に立たない能力と残された可能性
そもそも、この能力がヒーローとして何の役に立つのかは現時点では不明です。これまで登場してきた能力も、どれも決定打に欠けるものばかり。だからこそ、まだ能力が明かされていないサピピの存在が、より気になるところです。
不穏さを残すシロタの存在
さらに物語の終盤では、脱獄した死刑囚・シロタが、防衛大臣・クロカワを出せと要求し、人質を取ったまま第6会議室へと現れました。クロカワに何の用があるのか、その目的は明かされないまま、物語は不穏な空気の中で幕を閉じます。
シロタ自身に能力があるのかどうかも、現時点では分かりません。ただ、このタイミングで登場した以上、何かしらの力や切り札を持っている可能性は高そうです。
まとめ
第5話は、ユタニの能力「融合転生」を通して、ヒーローという存在が必ずしも“強さ”と直結しないことを印象づける回でした。合体によって生まれたのは特別な力を持つ存在ではなく、評価の難しい曖昧な存在だった点が、この物語らしさを際立たせています。
コスチュームの完成によってヒーローとしての外形は整ったものの、能力や役割については依然として手探りの段階にあり、物語がまだ準備期間にあることも強く感じられました。融合転生も、現時点では有効性が見えないまま描かれています。
一方で、死刑囚・シロタの行動によって、物語には明確な緊張感が持ち込まれました。ヒーロー側が足並みをそろえきれていない中で、シロタがどのように関わってくるのか――第6話に向けて、不穏さだけが静かに残る回だったと言えるでしょう。
▶ あわせて読みたい|第4話ネタバレ感想
第5話で描かれた融合転生の違和感は、第4話からすでに伏線として提示されていました。
『こちら予備自衛英雄補?!』第4話ネタバレ感想では、チュータの劣等感や能力への不安、そしてユタニの融合転生が初めて明らかになった経緯を振り返っています。第5話をより深く理解したい方におすすめです。
番組情報
『こちら予備自衛英雄補?!』は、予備自衛隊員たちが“ヒーロー補助班”として集められ、これから起こる出来事や任務に向き合っていく異色のドラマです。特殊能力を持つ個性的なキャラクターたちの関係性や成長が描かれています。
作品の詳細や最新情報は、番組公式サイトをご確認ください。
放送局・放送時間
『こちら予備自衛英雄補?!』は、2026年1月7日(水)より、中京テレビ・日本テレビ系全国ネット「水曜プラチナイト」枠にて放送がスタートしました。放送時間は毎週水曜深夜24時24分〜です。

