【重要】本記事は『夫に間違いありません』第7話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
※本記事はフィクション作品に基づく考察であり、犯罪行為を推奨・助長する意図はありません。
第7話では、遺体取り違えの真相と「クリスマスイブの夜」に起きた出来事がついに明らかになりました。紗春が夫を橋から転落させた可能性が浮上し、事故だったはずの出来事は明確な“意図”や“衝動”へと姿を変えていきます。
さらにラストでは、紗春の秘密を知った聖子が静かに反撃へと転じ、物語の力関係は大きく揺れ動きました。
本記事では、第7話のあらすじを整理したうえで、紗春の動機や「オオカミになる」という伏線の意味、そして聖子の反撃が示す今後の展開について考察します。
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第1話から最新話までのあらすじ・考察を一覧で整理しています。物語全体の流れを振り返りたい方はこちらもあわせてご覧ください。
第7話ネタバレあらすじ|紗春の“隠された顔”が見え始める
天童が感じた“過剰な反発”
一樹の生存を知った記者・天童は、聖子の周辺を探る中で紗春に接触する。
「あなたの夫は1年前に死んでいる」と揺さぶりをかけられた紗春は、必要以上ともいえる強い反発を見せた。
その反応は単なる動揺というより、“触れられたくない核心”に踏み込まれたかのようだった。違和感を抱いた天童は、紗春と夫・幸雄の過去を調べ始める。
聖子の決断と孤立する一樹
一方、聖子は子どもたちを守るため、一樹に「もう連絡を取らない」とメッセージを送る。
警察から追われ、さらに聖子からも突き放された一樹は完全に孤立。追い詰められた状況の中で、彼の立場はますます危ういものになっていく。
クリスマスイブに起きた出来事
やがて明らかになる「おととしのクリスマスイブ」の真実。
酔った幸雄は一樹とトラブルになり、一樹の財布と免許証を持ち去っていた。
迎えに来た紗春は幸雄を車に乗せ橋へ向かう。そして「パンクした」と車を止め、橋の下を覗かせた直後――幸雄は川へ落ちる結果となった。
事故なのか、衝動なのか。その瞬間の判断が、すべての始まりだった。
遺体取り違えが繋いだ“もう一つの顔”
遺体取り違えの謎は、単なる偶然ではなく、紗春の選択と結びついていく。
これまで“被害者”のようにも見えていた紗春の姿に、別の輪郭が浮かび上がる。
それは冷酷な本性だったのか。それとも、追い詰められた末に踏み越えてしまった一線だったのか。
第7話は、紗春の“隠された顔”が初めてはっきりと示された衝撃回となった。
『夫に間違いありません』第7話考察|紗春の動機と揺らぐ力関係
紗春は本当に“計画犯”だったのか
やはり紗春が夫の死に関わっていた可能性が――。
天童から「あなたの夫は1年前に死んでいる」と告げられたときの、あの過剰な反応。
「生きていると信じている人の怒り」というよりも、
“何かを知られたかもしれない”という焦りに近かったようにも見えました。あの瞬間に違和感を抱いた天童の嗅覚は、やはり鋭いものだったと思います。
さらに明らかになったのが、紗春が夫の死亡保険金の増額を試みていた事実です。契約者本人でなければ手続きできないと断られていたことから考えると、橋からの転落は保険金目的だった可能性が浮かび上がります。
ところが、夫は一樹の財布と免許証を所持していました。
その結果、遺体は一樹のものとして処理されてしまいます。計画は思わぬ方向へ転がってしまったのです。
「オオカミになる」感情の暴走
しかし、紗春は本当に冷酷な計算犯だったのでしょうか。
プロバスケチームを夫婦で応援していたものの、より熱狂的だったのは紗春のほうでした。
「負けたらオオカミになる」と語っていたその言葉は、クリスマスイブの夜、不気味な現実味を帯びます。
敗戦をきっかけに荒れた室内。
床に散らばった料理、落ちたタブレット。
あの光景は、夫の仕業ではなく、紗春自身の感情の爆発を示していました。
つまり、橋へ向かう前から、彼女の心はすでに制御を失っていたのです。
そこへかかってきた「迎えに来てほしい」という電話。
もし帰宅すれば、この惨状を見られてしまう。
激しく感情をぶつけた自分を、どう思われるのか。
呆れられるのではないか。
距離を置かれるのではないか。
関係が壊れてしまうのではないか――。
その不安と、以前から浮上していた保険金という現実的な問題が、同時に頭をよぎった可能性もあります。
橋の上での行動は、冷静に練り上げた計画というよりも、
感情が昂ったままの状態で「今なら終わらせられる」と一瞬で合理化してしまった結果だったのかもしれません。
計算だけでもない。
衝動だけでもない。
その両方が重なったとき、人は取り返しのつかない選択をしてしまう――
第7話は、そんな危うさを描いた回だったように感じます。
聖子に近づいた本当の理由
だからこそ紗春は聖子に近づいたのではないでしょうか。
一樹と夫の身体的特徴が似ていると知り、聖子が“本気で人違いしている”可能性に気づいたのかもしれません。
遺体が本当に夫なのか確認するため。
あるいは、保険金が確実に支払われる状況を整えるためだった可能性もあります。
また、紗春が「年末」と時期をぼかして語ったのも印象的でした。クリスマスイブに夫を迎えに来たことを一樹に見られていた事実が、後にアリバイを崩すと恐れたのかもしれません。
皮肉なのは、紗春が「似ている人に会った」と話さなければ、この記憶は一樹の中で曖昧なままだった可能性があることです。
後ろめたさがあると、人は語らなくていいことまで語ってしまう――そんな心理がにじむ展開でした。
ラストで逆転した力関係
そして第7話のラストです。
川で溺死体が見つかり、紗春は慌てて確認へ向かいます。
そこに現れた聖子は、遺体が女性であることを告げ、
「紗春さんがやったことは誰にも言わない」と静かに伝えます。
それは優しさというよりも、
“私は知っています”という宣言のように感じました。
この瞬間、力関係は逆転したように見えます。
紗春の弱みを、聖子が握ったのです。
まだ断定はできません。
ですが第7話は、“事故”だったはずの出来事が、明確な“意図”や“衝動”へと姿を変え、さらに女性同士の静かな心理戦が幕を開けた回だったと言えるでしょう。
まとめ
第7話は、遺体取り違えの真相が明らかになるだけでなく、紗春という人物の危うさが浮き彫りになった回でした。
保険金という現実的な動機。
「オオカミになる」と語るほど激しい感情の振れ幅。
そして、見捨てられることへの不安。
計算と衝動、その両方が重なった結果として、あの橋の上の出来事が起きたのかもしれません。
さらにラストでは、聖子が紗春の秘密を知りながら「誰にも言わない」と告げることで、二人の力関係が静かに反転しました。
真相が明らかになったはずなのに、物語の緊張感はむしろ高まっています。
事故だったはずの出来事がより強い“意図”や“衝動”へと姿を変え、
そして今、女性同士の静かな心理戦が始まろうとしている――。
第7話は、物語が新たな局面へと踏み込んだ重要な回だったと言えるでしょう。
次回予告
第8話では、“罪と秘密を背負う二人の妻”の戦いがさらに激化しそうです。
聖子は紗春の秘密を握り優位に立ったはずでしたが、事態はそう単純ではありません。生活に追い詰められながらも店に立ち続ける紗春は、簡単には引き下がらない様子を見せます。
一方、新聞社復帰を狙う天童は事件の真相に迫ろうと再び紗春に接触。そんな中、紗春は天童に“手を組まないか”と持ちかける素振りも。
しかし天童にとっては、キャバ嬢事件や保険金疑惑など、複数のスクープの種が目の前にあります。そんな相手と手を組めば、自らの罪も暴かれる危険を抱えることになるでしょう。
聖子の反撃は成功するのか。それとも紗春が形勢を覆すのか。三者の思惑が交錯する中、物語はさらに予測不能の局面へ進みそうです。
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番組情報
番組名:『夫に間違いありません』
放送局:関西テレビ・フジテレビ系
放送日時:毎週月曜 よる10時〜
出演:松下奈緒、桜井ユキ、宮沢氷魚 ほか
公式ホームページ:
番組公式サイトはこちら

