※本記事は、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第92話・第19週「ワカレル、シマス。」の内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。
第92話では、ヘブンが松江を離れて熊本へ行きたいと周囲に打ち明け、波紋が広がりました。熊本行きの理由は、「松江の冬が寒いから」というものでしたが、錦織やトキはその言葉にどこか引っかかりを覚えます。
本記事では、第92話のあらすじを整理しながら、ヘブンの言葉の真意や、ラシャメン騒動の影がどのように影響しているのかを考察します。熊本行きの裏に隠された“本当の理由”を、視聴者目線で丁寧に読み解いていきます。
『ばけばけ』第92話ネタバレあらすじ
熊本行きを巡るそれぞれの思い
登校するヘブン(トミー・バストウ)を迎えに来た錦織(吉沢亮)。松江中学の校長となった錦織は、ヘブンとともに島根の教育を盛り上げたいと意気込みます。
数日後、トキ(髙石あかり)とヘブンは熊本行きを伝えるため、タエ(北川景子)と勘右衛門(小日向文世)を訪ねます。人目を気にするトキに対し、勘右衛門はほっかむりを外します。トキは、ヘブンに直接説明するよう促します。
ヘブンは拙い日本語で熊本の高校教師になること、皆で一緒に暮らしたいと頭を下げます。しかし、その発端は「松江は寒い」という理由でした。勘右衛門は戸惑い、トキも松江が好きで離れたくないと本音を明かします。タエと勘右衛門は、少し考えたいと返答します。
司之介の決断とトキの戸惑い
帰宅後、隠居した司之介はフミとともに熊本行きに同意します。その決断に、トキは「ええけん、いかんで」と思わず不満を漏らし、松江を離れたくない気持ちをにじませます。
錦織の問いかけとヘブンの答え
錦織は江藤(佐野史郎)からヘブンの熊本行きを聞き、慌てて訪問します。「本当の理由は何ですか」と問い、寒さ対策や執筆の協力を申し出ます。
しかしヘブンは「松江、冬寒い。それだけ」と繰り返します。その答えに、錦織は納得できない様子を見せるのでした。
感想|「松江が寒い」は本当の理由なのか?
前回の第91話では、ヘブンが突然「熊本に行きたい」と提案し、トキや松野家の家族の間で大きな波紋が広がりました。今回はその話がさらに外へと広がり、周囲の人々にも知られる展開となっています。
理由は「松江が寒いから」でしたが、この説明にトキも錦織も素直には納得できません。
錦織は、ほかに本当の理由があるのではないかと疑い、「松江に書きたいことがなくなったのではないか」と問いかけます。さらに、題材探しや執筆の手伝いをするとまで申し出る熱意を見せました。しかし、それでもヘブンは「松江、冬寒い。それだけ」と繰り返すのでした。
寒さの裏にある“もうひとつの理由”
このやり取りを見ていると、“寒さ”だけで住み慣れた土地を離れる決断をするのは、どこか不自然に感じられます。確かに、日本滞在記の執筆環境を変えたいという可能性も考えられるでしょう。
しかし、これまでヘブンが常にトキを気遣い、守ろうとしてきた姿を思い出すと、別の理由が浮かび上がってきます。それが、ラシャメン騒動の影です。
世間の視線や偏見にさらされ、人目を気にしてほっかむりをして歩くトキの姿は、まだ傷が癒えていないことを物語っていました。ヘブンは、トキが安心して、以前のように顔を上げて暮らせる場所を探しているのではないでしょうか。
「寒い」という言葉の裏には、気候だけでなく、松江の“冷たい視線”からトキを遠ざけたいという思いが隠れている――そんなふうにも感じられる回でした。
まとめ|熊本行きの“本当の理由”は語られるのか
第92話では、ヘブンが熊本へ行きたいと周囲に打ち明けたことで、思わぬ波紋が広がりました。ヘブンを一番の友人と慕う錦織が強く動揺し、そしてトキもまた、その現実をすぐには受け入れられない様子を見せます。
ヘブンは理由について「松江、冬寒い。それだけ」と繰り返します。しかし、その言葉だけでは説明しきれない何かがあるのではないか――そう感じさせる描写が随所にありました。
本心を語らないヘブンの沈黙が、かえって次回への伏線のようにも思えます。果たして熊本行きの本当の理由は明かされるのか。ヘブンの沈黙が意味するものとは何なのか――次回の展開を見守りたいところです。
あわせて読みたい|前回(第91話)のネタバレ感想
前回の第91話では、ヘブンが熊本へ行きたいと考え始めた背景や、トキとの間に生まれたすれ違いが描かれました。
寒さという何気ない一言が、二人のこれからを揺るがす選択へとつながっていきます。
番組情報
番組名:ばけばけ
主演:髙石あかり
放送局:NHK
放送時間:毎週月曜~金曜 あさ8:00~
再放送:同日 ひる12:45~
ジャンル:連続テレビ小説
公式サイト:https://www.nhk.jp/p/bakebake/
