※本記事は第3話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
ドラマ『こちら予備自衛英雄補?!』は、菊池風磨さん主演による
異能×国家×コメディ要素が融合したヒーロードラマです。
特殊能力を持ちながらも社会に馴染めずにいた一般人たちが、
「予備自衛英雄補」として集められ、それぞれの過去や罪と向き合っていく姿が描かれています。
本作は中京テレビ・日本テレビ系 全国ネットにて、
毎週水曜 深夜24時24分~放送中。
最新の放送情報やキャスト詳細は、
公式番組ホームページ
をご確認ください。
『こちら予備自衛英雄補?!』第3話ネタバレあらすじ
犯罪者疑惑のミズノ
「ミズノさん!あなた犯罪者だったんですか…!」
突然そう問い詰められたのは、大学研究職員のミズノ(水野学/戸次重幸)でした。
彼は別室で、防衛省職員のマドズミ(六角精児)から取り調べを受けることになります。
その間、ユタニが“マドズミ名義で仮発注されたヒーローコスチューム”を持参します。
しかしそれは、サイズも合わない色違いの全身タイツでした。
実は発注していたのはユタニ本人。
責任逃れをする彼に対し、サエから「あなたクビ!」と宣告されてしまいます。
赤を巡る小競り合い
赤いヒーローカラーを巡り、メンバー同士の言い争いが始まります。
「赤なんて別にやりたくねぇけど……」
そう口にしたナガレの体が突然宙に浮き、嘘がバレてしまいました。
その能力は“本音を暴く”もの。
ナガレが本当は赤をやりたがっていたことが明らかになります。
ミズノの過去と国家の思惑
犯罪者だと知っていた防衛省
マドズミは、ミズノに前科があると知らずに予備自衛英雄補に選んでしまったと上司に報告します。
しかし防衛大臣クロカワ(高杉亘)は、
ミズノが犯罪者であると承知した上で選出していたと明かしました。
すでに警察庁にも話は通っており、すべては「計画通り」だったのです。
ミズノが語る“本当の罪”
個人ヒーローとしての活動
取り調べを終えたミズノは、静かに語り始めます。
「私は、かつて罪を犯しました」
大学でヒーロー研究をしていたミズノは、
蜘蛛に自らの手を噛ませる実験によって超常能力を獲得していました。
その後は警察無線を傍受し、
夜な夜な個人でヒーロー活動を行っていたといいます。
その姿は、まさに「リアル・スパイダーマン」でした。
正義か、犯罪か
「誰かを助けるために、やむを得なかったのではないか」
そう語るナガレたちに対し、ユタニだけは「犯罪は犯罪だ」と強く主張します。
正義とは何か。
ヒーローとは何か。
それぞれの価値観が、静かにぶつかり合う場面でした。
衝撃の真実
前科の正体は「公然わいせつ」
マドズミが明かしたミズノの前科は、
公然わいせつ(しかも三犯)でした。
22年前、女性を助けようとした際、
能力発動の条件が原因で起きてしまった出来事だったのです。
ミズノの能力の正体
自在双糸(尻から糸)
ミズノの能力は、自在双糸。
尻から蜘蛛の糸を射出するというものでした。
人体に害はないものの、見た目のインパクトは最悪です。
- 手首から出したかった
- 定期的に糸を出す必要がある
- トイレ問題が深刻
など、能力のせいで人生が大きく縛られてきたと語ります。
ナガレの言葉
「マイナスの方が多くても、
最後にちょいプラまで持っていけたら、人生それで良くないすか?」
その言葉に、ミズノは救われたような表情を浮かべました。
欠点だらけの能力でも、前を向こうとする姿に、
ヒーローの本質が垣間見えた瞬間でした。
ラストシーン
サエはつぶやきます。
「30センチしか浮けないヤツ。
高く飛べるけど着地できない老人。
尻から糸を出す男……私たちって何なの?」
その頃、拘置所ではある死刑囚に、
“明日の死刑執行”が告げられていました。
物語は、不穏な影を残したまま幕を閉じます。
感想
ミズノの能力は非常に個性的でしたが、
パンツを下ろさなければ発動できないという条件を考えると、
実戦で使える場面はかなり限られているように感じました。
蜘蛛の糸でユタニの視界を覆う描写もありましたが、
目くらましとしては成立するものの、
この能力でなければならない必然性はまだ見えてきません。
それでもミズノが予備自衛英雄補に選ばれた以上、
今後この能力だからこそ活躍できる場面が用意されているのではないかと期待してしまいます。
振り返れば、これまで登場したメンバーの能力も、
実用性に乏しく癖の強いものばかりでした。
だからこそ今後、
能力同士が組み合わさることで真価を発揮するのか、
あるいはまったく新しい力が登場するのか、
その展開に注目したいところです。
考察:死刑囚の存在が意味するもの
今回とくに印象に残ったのが、
第2話と第3話をまたいで描かれている死刑囚の存在でした。
第2話では官房長官が「死刑執行日も決まった」と語り、
防衛大臣もそれを当然の前提として受け止めていました。
そして第3話のラストでは、
拘置所で死刑囚本人に執行が告げられる場面が描かれます。
これらは偶然ではなく、
同一人物を指していると考えるのが自然でしょう。
現在の英雄補メンバーの能力は、
いずれも決定打に欠けるものばかりです。
それにもかかわらず、国家側はこの計画を
「計画通り」「ひとまず安心」と語っていました。
その余裕の理由が、
この死刑囚の存在にある可能性も否定できません。
死刑執行日まで把握されている人物を、
ただ処刑するだけで終わらせるとは考えにくく感じられます。
死刑制度は社会的に「存在を消す」ことができる点で、
国家にとって極めて都合のいい仕組みでもあります。
もし死刑が執行されたことにした上で、
裏で能力者として管理・運用するという選択肢があるのだとすれば、
防衛大臣の「計画通り」という言葉にも説明がつきます。
もちろん現時点では推測に過ぎません。
しかし、あの死刑囚が物語の核心に深く関わる存在であることだけは、
ほぼ間違いないのではないでしょうか。
これまでのネタバレ感想はこちら
『こちら予備自衛英雄補?!』第1話・第2話では、
予備自衛英雄補として集められたメンバーの能力や性格、
物語の導入となる出来事が描かれました。
あらためて振り返ることで、第3話の展開もより理解しやすくなります。
